欧州連合(EU)は、今月3日、EU域内の統一特許手続きに関する制度の導入を決めた。これによりEU各国の公用語への翻訳の負担が大きく軽減される。欧州への出願を行う日本企業にもメリットは大きい。しかし本制度の導入に関する日本への影響はこればかりではない。
日欧間では、先行技術調査などの相互利用に関して検討されることが決まっている。これは日米間の先行技術調査などの相互利用に関する検討に続くものである(日米間の検討については、2003年5月に中間発表される予定)。上述の欧州連合の決定は、この日欧間の相互協力に関しても大きく影響を及ぼすものと思われる。
日米および日欧の相互協力、EU内統一手続きと、特許出願等に関するハーモナイゼーションが進み、将来的な出願基準の世界的な歩み寄りが、また一歩近づいたと言えるのではないか。